水道専門用語解説

電気温水器
電気を利用して水を温める装置であり、一般的には家庭や事業所での温水の需要を満たすために使用されます。電気温水器は、シャワーや洗面所、台所などで温水を提供する目的で使われ、瞬間式や貯湯式などさまざまなタイプがあります。
主な特徴や種類について説明します。

●瞬間式電気温水器
瞬間式電気温水器は、水が通過する際に電気で瞬時に加熱し、必要な温水を提供します。水の量や流量に応じて自動的に加熱量を調節し、即座に温水を得ることができます。
●貯湯式電気温水器
貯湯式電気温水器は、一定の容量の絶縁タンクに水を加熱して貯め、必要に応じて貯蔵された温水を使います。タンク内の温度を一定に保つことで、常に一定温度の温水が利用できます。
●タンクレス電気温水器
タンクレス電気温水器は、瞬時に水を加熱するタイプであり、温水が必要な瞬間に電気で加熱します。蓄熱タンクがないため、省スペースであり、エネルギー効率が高いとされています。
●電気ヒートポンプ式温水器
電気ヒートポンプ式温水器は、外部の空気から熱を取り出して水を温める方式であり、電気を使用して動作します。エネルギー効率が高く、省エネルギーで環境にやさしい特徴があります。

電気温水器は、使う場所やニーズに合わせて選択することが重要であり、効率的に温水を確保するために適切な容量や種類を選ぶことがポイントです。また、安全性や設置場所、メンテナンスなども考慮して選択することが重要です。